この世界の闇。ここはクソエロゲ3丁目

たまに布教しつつクソエロゲの闇を伝えて世界の広さを教えるブログ

このクソカス共がぁ~!!! 地獄に落ちろ!!!

 

スタートからエンジンをかけてしまって申し訳ないが、今回に関してはこのゲームにおいて自分が一番キレたルートなのだ。なので仕方ないと思って頂きたい。

 

 

 

さて、今回紹介するのは双子ルート。

双子というのは……

 

いわゆるギャル系なお姉ちゃんと

 

パッと見て文学少女な妹の二人である。

 

さて、このルートでは妹が主人公に一目惚れをしたおかげか興味津々なのだが、お姉ちゃんとしてはそれは認めたくない。だから、妹に関わるくらいならアタシで満足しておけ! というお姉ちゃんの勘違いというか、妹のためという名の押しつけっぽい自己犠牲からスタートするのである。

 

こういうのでいいんだよ。こういうので。

ギャルで妹に過保護なお姉ちゃんが、文学少女で人見知りな少女を守るという名目で姉妹の認識の差を描いていき、そこから関係性が深まっていく。王道ではあるが、王道であるからこその良さがある。

 

まあ、そんなことにならないからこの記事が書かれているんやけどな。

 

 

まず、妹だが……別に実は文学少女というわけではない。

というか、病んでいる。

 

 

やったー! 病んでる少女は俺の大好物なんだよ! と喜ぶ読者も多いであろう。なんなら、俺だって病んでいるというのは好きだ。やはり、病んでいる少女というのはその狂ってしまった感性から生み出されるクソデカ感情が魅力的であるといえるだろう。

 

しかし、丁寧な下ごしらえをした上でお出しされるから美味しい料理になるのだ。生焼けの肉を差し出されて食中毒になったら元も子もないだろう。

 

まあそれはいい。ちょっと急に病んできたこの子に対する感情はここまでのゲームの所業から「むしろ病んだ方がクソみたいな世界に対して適応するからいいんじゃないかな」という狂った感想になる。このゲームをやってることが狂ってる? うん……でもね……?

 

それはそうと、妹の闇に関しては色々と伏線というか前提はある。まず、スタートなのだが……

 

この通り一目惚れ要素はあるかもしれないが主人公がすっとぼけて失っている記憶の部分がきっかけなのだ。主人公が助けたという話しはあるのだが、その要素をあんまりにも主人公が見えないし流されてクソゲ島状態なので鼻くそをほじっている程度の感想しか出てこないのが問題だろう。

 

まあ、それはそうと姉は妹とだけは付き合うな! と言うことでこんなことを言い出す

めちゃくちゃ凄い覚悟である。作中でも既に彼氏持ちであり、ビッチであるという噂も流れているようなキャラなのでこれは当然だろう。むしろこのくらいのことを言い出すのがギャルには求められている。

 

どうでもいいのだが、なんかこういうめちゃくちゃ上から打ち込まれるような知った感じの視点が鼻につく。あと、お前を女性判定していいのか微妙だろ


そんな姉に対して、妹の方もコンプレックスを抱いている。いいじゃないか、そういうのは好きだよ俺。コンプレックスはキャラの掘り下げにいいんだ。

 

そういうのじゃないんだよなぁ。

 

別に病んでるのは良いが、こういう感じの排除まで速攻行くのは情緒がなさ過ぎる。あまりのスピード感に轢かれて死んだ蛙みたいな体勢になってしまった。ど根性を出して張り付くぞ。

さて、そこから主人公はくたばれクソ野郎みたいな偏見に満ちた発言をいいつつ、民度と治安と品性をドブに投げ捨てた会話を繰り広げながら姉の言うことに従っていくようになる。

ただ、俺は男慣れしているキャラという造形は嫌いではない。こういった尖ったゲーム(オブラート)だからこそ輝く挑戦もあるだろう。売り出し方とラッピング次第では、こういった個性は予想もしない跳ね方をするのだ。そして、それを見れることは――

 

 

 

 

 

 

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

 

テメーそんな日和るんならもっと何とかしろや!!!!!!!!!!

 

まあ、というわけである意味では予想通り処女である。

ここまで来て処女になるというのはユーザーへの配慮じゃなくて脳死である。辛い料理だよ! って看板をここまでこれでもかと打ち出して実は辛くないというのは詐欺ではないだろうか。

 

あと、地味に入っているマイナスポイントとして

こういう版権に配慮して分かりづらく迂遠になった小ネタとかである。ネタを入れるのは良いが、ネタは分かりやすくかつ伝わって面白い。伝わらない可能性があるなら、伝わらなくても面白くする事が必要だろう。つまり、メッチャ目が滑る。クソゲーのギャグはアイススケートが得意なのはなんとかならないだろうか。あと、ネタがやけにしつこい。この後もこのネタを擦ってくる。つまらない飲み会のおっさんか?

 

 

閑話休題。この後の話は覚悟をキメて全てを捧げるから妹と関わるなと言う姉。

そして、主人公に覚悟を示すために身を捧げ……

 

キスの経験も無いの!?

 

彼氏持ちのバリバリのギャルであり、更にかなり下品できわどい下ネタトークだってやれるような存在がキスの経験すら無いと言い出す。その事実に高校デビューですか? と聞きたくなる。高校デビューでも彼氏持ちならここまでウブな事はないだろ。いやあ、ちゃんと事情はあるのだが

 

だが、ここまで読んだなら分かったかも知れない。この双子は読み取れた情報に対してあんまりにも広告詐欺が多い。多分、広告の下の方に(※別人です)みたいなのが書かれている詐欺だと思われる。いうなら、これまでのキャラの経緯を考えてもここまでウブな事は……

 

人狼ゲーム、勃発!

 

 

 

実はここに関しては一応理由はある。理由があるので、ここはそこまで突っ込みすぎてもアレなのだが言動は言い訳できない。というか、そういうキャラとしてお出しされて全部を反故にされるのは見てる側からするとちゃぶ台返しをしすぎて冷めさせられてしまう部分はある。

 

まあ、それはそうとこれで妹に関わらない代わりに主人公と姉が付き合うことになる。

と、そこにやってきたのはヤンデレ妹。例の油断ならない女(前の記事を読んでみよう!)と繋がりを示唆しながら、こんなことを言い出す。

これを見た時、純粋にキモッって呟いてしまった。このキャラが病んでいるのはいいとして、言い方がキモいというのが大きい。石の裏をめくったらめっちゃ虫が居たときの感覚に近い。問題廃止をひっくり返してないのに勝手に石を持ち上げて出てくることだろう。

 

こういう病んでるキャラは嫌いではないが、メンヘラキャラになってくるとちょっと胃に重すぎる。胃薬が欲しい所だ。そんなわけで、メンヘラに絡まれながらこの妹から主導されてキスをする

最初に見た時、♂♀(ふたり)で血管が切れそうになった、死因がLOVEデスティネーションならこの制作陣を末代まで祟った事だろう。

 

さて、この後はまあ色々あったのだが、普通に運命の日に……というか、火事が起こるホテルへ。そこで、衝撃的な事実が判明することになる

これは個人的に純粋に評価点だった。

姉が何故付き合うのを反対するのか? と言う疑問に対して「妹は本当にメンタルが壊れてしまっていた。だから、本当の意味で守るために付き合わせるわけには行かなかった」というのは思った以上に自分の中では好感触だ。理屈もちゃんとしていて、何よりも妹の異常な面が不都合や無理矢理感がなく繋がっていく。

 

 

まあ、これもいずれ来るスーパーパンチの予兆だったのだが。

 

 

さて、そんな事情を聞きながらクソムカつく主人公の相づちをプレイヤーは聞き流しつつ、主人公の失った記憶の時間で何をしたのか? そこで何が起きたのか? に対して全部「詳しい話は分からん……」と答えられ虚無を感じながら時間が進むと新キャラが出てくる。

謎の紳士こと、学園長である。

ここでさらなる事実は、姉妹はこのおっさんの関係者であり、色々とあったらしい。それをメレンゲくらいふわふわな言葉で包んでお出しされる。燃やして焼き菓子にしてやろうか。

 

 

まあ、脳みそに残らない会話をしてから次の日、例の彼氏騒動が思い出したかのように再燃する。というのも……

バカンスに来ていた例のモトカレの舎弟みたいな奴らに絡まれたからである。

そして、そんなモトカレに関しては後で言うとしよう。

 

ちなみに、この後妹が宿泊している部屋にやってきて薬を盛ってきてエッチなシーンにはいる。怖い

 

さて、先程の彼氏騒動について動きがあり……バカンスが終わり帰ってきた主人公と姉がデート中に絡んできたのは……

コイツである。前の記事でも出てきたキラキラネームくん。

まあ、そしてまた主人公は昔の繋がりを使って脅して事なきを得る。他力本願の神である。

 

さて、何故かこの展開で正式に付き合うことになり……そして、色々と謎だった秘密が分かってくる。

ちなみにその秘密が最悪すぎて当時はめちゃくちゃにキレた。

 

 

事細かに解説をしても、多分不快感だけが増えて気分が良くならないだろう。なので、ざっと、箇条書きで説明をしよう。気になるなら買って……プレイしよう!

 

・特に悪いことをしてないが、とあるキャラの私怨によってとばっちりで家も人権も尊厳も全てを奪われてしまい、奴隷同然の立場にされた(一応現代日本

・そして、幼い頃から母親姉妹全員が不特定多数の権力者達によって虐待されて調教までされていた(わりと描写ちょっとある)

・それをやったのは例のカス野郎(油断ならない女)であり、学園長は分かってたけど何も出来なかった

・そして、主人公が助けたと言う日に、危うく姉妹は変態権力者共のオモチャにされて売られる所だった。ちなみに薬とか色々使われたせいで妹は精神崩壊している。

 

 

露悪的な描写は、時には面白さを作るために欠かせない要素ではある。胸くそ悪いというのは作品によってはそれを使った面白さに転化することも出来る。

 

だが、この作品はそういうのはない。巨大なそびえ立っているクソである。ただ、胸くそ悪い描写を突然挟まれて見せられて爽快感も何も無いままにされてしまったのだ。多分、出る所に出たら勝てるレベルだろう。勝っても得るものは何も無い。虚無の勝負である。

 

そして、そんな最悪な話で姿すら見せない権力者共から姉妹は逃れることは出来ない。

学園長ももう守り切れない。そんな絶体絶命な状況の解決方法なのだが……

 

 

スーパーマン夫婦による、テロ行為による破壊

 

である

 

 

実質的な爆発オチなんてサイテー! である。マジかよ

さらに、この話では黒幕の女は出てこない。何なら巻き込まれ無力系おじさんの学園長がなんか言って主人公にサンドバックにされる役目である。

 

そして、なんやかんやあって主人公は学園長にも一目置かれて後継者になり、双子を両方幸せにするぜ!でエンドである

 

さて、このルートに関する総評を言うと

 

 

このクソカス共がぁ~!!! 地獄に落ちろ!!!

 

ヒロインに愛着を持たせろ! まず、持たせる以前にユーザーの期待を意味なく裏切るんじゃねえよ! 無駄に意味ないわりに胸くそ悪いだけの重い過去を出すな! そんな過去を出すなら、すっきり出来るように制裁もちゃんとしろ! なんだよテロ行為によって黒幕は全員ぶっ飛ばしましたってよぉ!!!!!! 顔も見えねえ奴らを裏で両親の力だけでぶっ飛ばしました♥ で満足すると思ってんのか!!!!!!

 

それに、この物語の中にどこに必然性があったんだよ!!! なあなあで流された部分にはストーリーで感じた不満点とか問題点がぎっちり詰まってんじゃねえかテメエ~~~~!!! まず、看板が違ってる時点で評価がタダでさえ微妙に下がってるって言うのに主人公は最後まで何もやってねえしヒロインも主人公も成長が一切無かったじゃねえかよぉ~~~~!! お前が成長だと思ってんのは成長じゃねえよ! それが成長で許されるって言うなら植物の種から芽が出たら進化っていう事になるレベルだろうが!!!

 

……というくらいにキレてしまう出来だった。

このゲームにおいて、個人的な評価はこのルートだけを見るならチーズ以下である。エンタメをなんだと思ってんだ。

 

ここまでキレたら、最後のルートくらいは流石に……となると思うだろう。最後のルートは言わばトゥルー。全ての総集編である。

そう、ここまで言えば皆分かって貰えただろう。