アマゾンほしい物リストを後悔したら贈り物をしてくれました!
嬉しいな……ありがとうね!
クソエロゲの現物が手元に残った。
ちゃんとした物も送ってくれたけどクソエロゲで人生初ギフトと平成最後のギフトを埋められてしまった事実は消えないんだ。君も現実を見てその業を背負っていく時が来たんだ
めっちゃ贈り物は嬉しかったよ。ありがとうね……スロークッカーでポトフを作りピンポーンって鳴らすボタンで感情を表現しています。小学生かな???
さて、せっかくなので僕が死ぬほど大好きな名作ゲームを紹介します
それは……
信天翁航海録!!(アルバトロスこうかいろく)
さて、急にタイトルだけを見せると「あ、この人またクソエロゲ紹介しようとしてる」と思われるかもしれないので注意。俺はクソゲはちゃんとクソゲって紹介するからな!!
さて、この信天翁航海録というゲームは何がいいのか?
登場人物、全員クズ
ここだけ見ると勘違いするかもしれないが、本当にクズなのだ
「え? クズでしょ? ストレスたまらない?」と思うかもしれない
この作品に出てくるクズ達は、馬鹿なのだ!!
馬鹿でクズな奴らが、好き放題に生きる。迷惑なんて知ったこっちゃねえ! 仲間意識なんてそんなものはねえ! そんな好き放題生きる馬鹿なクズの船乗り達が最後に行き着く船
それが信天翁号。そしてそこに乗り込む主人公もまたクズなのだ。
公式の説明を見せよう
他の船員に比べれば比較的常識人だが、実は躁鬱の起伏激しい困りもので、躁状態時は無敵の海の男となり (ただし全く根拠のない自信なので、結局滅茶苦茶弱い)、鬱状態時には重力にさえ耐えかねて行動不能となる、鬱陶しい芋虫男となる。
一言で言ってしまうと、助平で、臆病で、面倒くさがりで怠惰なダメ人間。
「あああ堪忍してぇっ、その銭まで巻き上げられたら、明日のお酒呑めなくなっちゃうううっ」
震えるほどクズだが、これがこのゲームの持ち味なのだ!!!
主人公のクズなら、同僚もクズだらけ。「おつむの残念な気弱アルビノな子供船長」「双子で、距離が離れると頭がおかしくなる犯罪者姉妹」「スーパービッチな令嬢」「いつの間にか潜り込んで叩き出されても戻ってくる密航者」という女性陣のアクの強さ
そして男性も「見た目ヤクザ、活字中毒な副船長(文字が読めないので読んでもらう)」「飄々とした殺し屋」「全員同じにしか見えない下級水夫」などと盛りだくさん
そしてこのメーカーさん独自のシステム(独自か?)で、テキストの表示が変わっている。(下記は公式さんから失礼しました)
これを見てほしいのだが、自分の読み方のスタイルに合わせて変更できる。個人的には「エロゲで読書をしてる!」という快感に酔ってしまいそうになる。独特のテキストも合わせて、どんどんと没入していくのだ
そして何よりもこのメーカー……いや、この人の作品で好きな部分は
「とてつもない広がりを見せる、閉じた狭い世界」の作り方が神がかっているところだ
これは言葉にすると難しいのだが、「舞台を広げず、狭い中に押し込めているのに無限の先や可能性が見えてくる」という世界の素敵さがある。
子供の頃に作った秘密基地、子供の頃にプレイしたダンジョン、親戚の家の押入れの中。狭くて、広がりなんて無いのに僕たちはそこに無限の世界を見出していた。
このゲーム達は、そんな無限の世界を見出したあの頃を思い出すような素敵な世界が描かれている。
http://www.getchu.com/soft.phtml?id=547305
こちらの霞外籠逗留記(かげろうとうりゅうき)は、その閉じた無限の世界を感じさせる作品として最高の傑作である
信天翁航海録が冒険物であるのに対して、霞外籠逗留記はミステリーな側面が強い。だんだんとのめり込んでハラハラドキドキさせられる。
更に絵はめいびい先生!!! めいびい先生なのだ!! 商業に行く前だったけど、帰ってきてもいいんですよ!!!
この2作品はどっちも名作で安いからプレイ……しよう!!
さて、世界観とかそういう方に傾いたが、この作品はやりたい放題やっていて魅力的なキャラクター達が好きになっていく
最初こそ、笑いながら引くくらいにクズな主人公含めるメインメンバー達。
だが、徐々に見ていくと「このクズたちの先行きが見てみたい」と思えるようになってきて、段々と応援してしまう。
彼らの会話が、彼らの動きが、彼らの行末が。どうしても愛おしくなってくる。
まるで、子供の時にいる、どうしようもない馬鹿な友達のように。馬鹿だと思ってもそのまま突っ走って行く先を見てみたくなる。
永遠に見ていたい、おわりが寂しいと思ったゲームは数多いが、このゲームはその中でもトップクラスに「このクズたちの物語をずっと見ていたい」と思ってしまう。
ダメ人間なクズ達が、ダメなまま頑張って、ダメなまま次に進んで、ダメなまま冒険へとまた出発していく
これは優しい物語だ。ダメなものが変わるわけじゃなくて、ダメなままそれでも行きていく物語だ。
ニコニコだけど、OPを聞いてみて欲しい
軽快で、ポップで、なんともどうしようもない奴らの歌だ
この音楽を聞くと、あの船を思い出してじわっと涙をにじませて、もう一回乗り込みたくなってくる
楽しくて笑えて泣いてしまいそうになるくらい素敵な時間をくれるゲーム。
それが信天翁航海録だ
もう一回記憶を消してプレイしたい
よし、記憶を消そう
大丈夫、俺は正気だ。クソエロゲでは正気は失わないけど名作のほうが失う。人生のバグかな???
さて、令和最初にこうやって名作をおすすめしていく。
最近、このライターさんの新作を見ていないので本当にプレイしたくなる
一度ハマったら他もプレイしてもいいかもしれないが、癖が強くて好き嫌いが分かれるゲーム。この2作品は万人に進められる名作なので安心して欲しい。
往年のRPGやTRPGをネタにした大迷宮&大迷惑も意外といいぞ……(小声)
個人的にはもうちょいボリュームとかほしかったけど……
よし、きれいに出来たな……!
新世黙示録(チーズ)の話をちょっとしようと思う
あのゲームにおけるストレスポイントは様々だが、ゲーム部分は語るに及ばず登場人物がくそったれであるという部分も言える。
ということで、ちょっと一部の紹介
この最低なことを言ってる横のワイプか真ん中にいる女の子か。どっちを説明するか……
光太郎はいずれ説明することがあるのでセンター女児を選択しよう
コイツは妹の鳥海鈴珠
最初の方はクソすぎる主人公や下品の擬人化みたいな周囲に辟易としてこの子に癒やしを求めていた。
(たまに変なことを言い出して何だコイツとは思ったがまだ救われていた)
しかし、コイツもチーズ世界の住人だということを忘れていた
信じていた妹に起きる出来事! そして崩壊する俺の精神! 記憶がうっすらで再プレイを検討しなければならない地獄!
次回もまた見てくれよな!